政府の Go To Travel キャンペーンが7月22日から始まり、各自治体も独自のキャンペーンを展開していますね。長期休暇が短縮になる学校もたくさんありました。今後また自由に出かけられる時が来たら、旅行と兼ね合わせたWWOOF(ウーフ)の親子で農業体験はとてもおすすめです!
- 長期休暇は子供と一緒にWWOOF(ウーフ)で農業体験!
- 5年連続で夏休みにやってみた経験談をレビュー!
子供の成長とともに旅行の形を変えていくのもおもしろいですね。
夏休みの親子で農業体験はWWOOF(ウーフ)日本がおすすめ!
旅行が好きで毎年家族でいろんなところに行ってきましたが、ある日ふと思いました。「いたれり尽くせりの旅もいいけど何か里山体験のようなことできないかな?」そんな時にたまたま見つけたWWOOFERの体験記を読んだことがきっかけで、わが家の夏休みウーフ活動は始まりました!
WWOOF(ウーフ)とは?
イギリスで発祥しオーストラリアとニュージーランドで栄えたWorld Wide Opportunities on Organic Farms「世界に広がる有機農場での機会」というシステムです。
登録したホストが宿泊場所と食事を提供し、登録したウーファー(WWOOFする人)がホストを助け共に生活する家族・友人のような関係性の活動です。
オーガニックな農場・農家民宿・レストラン・カフェ・玄米菜食や自然食品店・体験学校などさまざまなホストのもとで、日本人含むいろんな国籍のウーファーたちが一生懸命手伝い、何かを得ようと意気込みを持って活動する交流の場になります。
WWOOFER(ウーファー)は一年更新の登録制!
一カ国一登録制なのでWWOOF JAPANの活動は日本だけでできます。ホスト宅で作業できる健康な心と体を持つ16歳以上の人なら上限はありません。ホストによっては15歳以下の子供と親が一緒にWWOOFすることもできます。
初年度年会費:¥5500(初年度のみ1年半のあいだ会員になれます。)
2年目:¥2900
3,4年目:¥1900
5年目以上:¥1500
※ 親と一緒の子供0〜15歳は無料< WWOOF登録の手順 >
1)「ウーファー申し込み書」を送信する
2)会員費用を送金する(PayPal(クレジットカード)、銀行送金、郵便振替)
3)送金完了の通知をメールで送る
4)WWOOFジャパンから登録完了の知らせが来る
5)会員ページに進み、ホストリストを読む
6)ホストを選択する
7)希望のホストにWWOOF ジャパンサイトのメッセージ箱から申し込みをかける
8)ホストから回答が来る
9)承諾を受けた場合は開示リクエストを出してホストの個人情報を取得する
10) 日時と待ち合せ場所を相談し、ウーファー許可証を持って出発!<WWOOF JAPAN のHPより>
子供と一緒にWWOOFできるホストの探し方!
- 左側にあるマイメニューから「ホストリスト」をクリック!
- 日本地図の下から「関西のホスト」などの地域、または都道府県を選んでクリック!
- 右上の「〇〇」→選んだ地域の下、緑字の「検索はここをクリック!」をクリック!
→自分の希望にチェックを入れていきます。
子連れOKなホスト検索の3つのポイントとは?

でもタバコを吸うホストにも子供OKが多いことに気づいてからはチェックしなくなったんだ!
「1泊」「2、3日」「4日〜1週間程度」の3つにチェック!
子供と一緒なので甘えやダレが出ないように良い緊張感をもって過ごせる1週間以内を目安に探しました。

初めての場合も、まずは短期で様子をみるのが良さそうだね!
「大歓迎です」「出来ます」「状況によります」の3つにチェック!
・ホスト自身にも子供がいる場合が多い
・子どもたちの世話や遊び相手
・子ども同士の交流を求めている
・子や孫のような感覚
・子供たちに農業や里山の暮らしを体験してほしい
・将来もっと興味を持ってもらうための第一歩
・小学生ぐらいから手伝える仕事が多くある
・繁忙期は無理だが閑散期なら子供のペースに対応できる
・小学校高学年〜中学生なら手伝える仕事がある
・他のウーファーがいない時に猫の手も借りたい時がある

あくまで個人的な感想だから、まずは遠慮せずに問い合わせてみるのがいいよ!
検索情報の下に検索結果が出ているので一つ一つ見ていきましょう〜。
条件に合うホストを見つけてみよう〜!
ホストや他のウーファーとの交流が目的の一つだったので「ホストと一緒に食事できるところ!」に絞りました。

「他の会員からひとこと」の欄で料理がおいしいとの口コミを参考にできるよ!

ウーファーの作業内容でだいたい決めるんだけど、宿泊が母屋か別棟か、個室か大部屋かなども確認しておくといいね!
5年連続で夏休みにやってみた経験談をレビュー!
実はWWOOF JAPAN を知ってから実際に活動を始めるまで2年かかっています。子供とはいえしっかりとホストの仕事を手伝える年齢になるまでの準備期間としました。まずは住所に近い地区(関西)からのスタートです!
ウーフデビューは桃農家!
母屋の隣にある別棟にはふすまを挟んでイタリアとチェコの二人の女性がすでにウーフ中でした!朝5時起きで収穫に行くチームと別棟の掃除&朝食作りチームに分かれて一日置きに交代です。
- ホストが収穫した桃を爪を立てずに優しくオケに詰めて車まで運ぶ
- 作業場で種類と大きさを分別し個人宅・道の駅などへの発送準備
- みんなで順番に朝食
- 道の駅など市場へ持ち込み、値札付→夕方に売れ残ったものを回収
- 一番暑い日中は休憩:発送用の箱作り・シール貼り、布団干し、洗濯たたみ、近所の散歩、部屋でゲーム、昼寝、買い物に同伴、夕食作り・洗い物など
人手はあるので午後はまんべんなく仕事を回しながら自由に過ごせました。
ここでは生産から販売・バックヤードを通して流通の仕組みが順序立てて学べます。
糖度を測定して農協経由でスーパーなどに出すこともあり、家の近くのスーパー名を見つけた時は感動でした!
残ったものは無人販売所に持って行ったり、ウーファーが自由に食べられるカゴに入れたりしました。

自宅用の畑で収穫したきゅうり、ナス、トマト、ピーマン、スナップエンドウなんかを使って食事作りしたよ!
イタリアのウーファーさんが郷土の激ウマ・パスタ料理を作ってくれたこともあったんだ!
気になる子供の感想は?
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ホスト宅の子供がかわいかった!
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5時起きの収穫はキツかった!→(たしかに収穫後半は目が死んでましたw)
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外国人ウーファーのお姉さんたちとの夜散歩&コンビニスィーツデビュー!100均セリアで気に入ったパンダのお茶碗をプレゼントしてもらったのが嬉しかった!
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ホストに連れて行ってもらった「地元で人気のソフトクリーム!」は今までで一番美味しかった!
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道の駅でお客さんから「この桃はいつ収穫したの?」と聞かれ「今日の朝5時に収穫しました。」と答えられたこと!
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「畑のスイカは猿?に食べられたが、タネをまいてほったらかしのカボチャには歯形だけが残っていた」という話がおもしろかった。
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おばあちゃんから教わった大好きな「カボチャの煮物」を作ったらみんながおいしいと食べてくれたこと!
それからの5年で経験したウーフはこちら!
WWOOF活動は登録費と交通費以外ほとんどかからない上に、本来なら対価を払って体験できることを経験させてもらえる貴重な機会だと感じています。
中部地方の梨農家:梨の袋がけも終わり9月収穫までのホッと一息中に、なかばボランティアのように受け入れていただきました。
代々続く重厚な日本家屋に泊まって、なた豆の雑草取りやブルーベリー摘み、池の掃除、婦人会の豆腐作りや宇宙センターにも行かせてもらいました!
その後は鳥取砂丘旅行を組み合わせました!
関西地方の古民家修復:1泊のみでしたが、問い合わせてみると数日OKになりました!初日に畳屋さんがきてホームセンターから布団セットが届き民泊第一号です。
ボロボロの壁を剥がして珪藻土を塗り直したり、ふすま板の塗装・テーブルの電動研磨・庭の草取り・ヤンチャな血統犬の散歩をしました!
台所は修理途中だったのでカセットコンロでレトルトカレーやサバ缶などの食事です。子供には新鮮だったようで好評でした!
関西の畑:親子ということでボランティア同然のように受け入れてもらえた感じです。
・夜にホスト完全防備で別棟の蜂の巣退治→私たちは遠くからカーライトで照らす
・翌日は日本海までドライブして蜂の子で釣り
・小さな畑の草抜きと母屋の開かずの間の掃除
・地域の夏祭り
・裏の河原でホスト手作りの流しそうめん
・ホスト手作りのウーフ棟の囲炉裏で焼肉
自分の全てをついでくれる若い人に来てもらえたらとの話に里山の現状を考えさせられました。
瀬戸内のブルーベリー農家:ウーフ+ウサギの島・大久野島とのコラボ旅行でした。
・ウーファー棟と母屋・仕事場は電動自転車で移動
・ジャム作り・ラベル貼り・箱詰め・おやつ休憩タイム
・午後は近くの山へ行ったり隣町に行ったり
・海辺のお盆祭り&花火大会
・庭で焼肉BBQ
・村祭のビンゴ大会
・夕食はホストの美味しい食事
・一度、私たちの郷土料理?作り
ホストの壮大な歴史を聞かせてもらえるのもウーフの魅力の一つですね。
中部の農業ケーキカフェ:以前は古民家レストランだったところが今のウーフ棟になっていてヤギ、温室のひよこ、放飼の鶏と一緒です。
・朝6時に夏野菜・みょうが・オクラの黄色い花を収穫
・朝食後は野菜を袋詰めして道の駅へ
・お昼の後は濃厚プリン・米粉のシフォンケーキを製造・販売しているケーキ屋カフェの手伝い
・ケーキ作り補助とカフェの配膳や洗い物など
・赤米田んぼの雑草抜きは一番おもしろかった
・お風呂はないので毎日銭湯へ
料理上手なホストのおいしい夕食も楽しみの一つです!
まとめ
WWOOFを通して改めて日本の良さを再発見することができました。ほんの数日から1週間でさえも数え切れないぐらいの貴重な交流と体験ができるんだと実感しています。
来たるべきウーフ活動に備えて今からじっくりと計画をねってみてはいかがでしょうか?
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