こんにちは!
コロナ禍においてもやむを得ない理由により、海外から日本への帰国や一時帰国を考えている方も多いのではないでしょうか?各国で対応のことなる「陰性証明書」の不備によるトラブルも発生しているようです。
ここでは帰国時に確認しておきたい5つの点と2021年春に実際にヨーロッパから日本へ入国した体験談をレポートしています。
- 5つの中で最重要は「不備のない検査証明書」!
- 実体験によるPCR検査・入国の流れ・隔離・自主待機をレポート!
時事刻々と状況や対応が変化していく中、過去の一事例として参考にしていただければ幸いです。
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【日本帰国】陰性証明書など海外からの入国で知っておくべき5つの事とは?
毎年日本へ里帰りしていた人が、2020年はタイミングを見計らっているうちに状況が悪化して結局帰れなかったということもあったようですね。
日本行きのフライトを予約しても直行便はもちろん乗り継ぎ便のどれか一つでも欠航や変更になるとスケジュールを組み直すことになるので出発ギリギリまで気が抜けません。
ここでは現時点で知っておきたい5つのポイントをまとめてみました。
- 検査証明書の提示について
- 誓約書の提出について
- スマートフォンの携行と必要アプリの登録・利用について
- 質問票の提出について
- 検査と指定宿泊施設での待機(隔離)や自宅等での待機について
この中の最重要書類は、1の「検査証明書」です!内容に不備がないかをご自分の目でしっかり確認しておいてくださいね!
不備のない「検査証明書」だけが有効に!
2021年3月19日以降日本人を含むすべての入国者は出国前72時間以内に検査を受け、医療機関等により発行された検査証明書を提出しなければならなくなりました。
有効な検査証明書を提出できない場合は、日本への上陸どころか出発国で飛行機への搭乗を拒否される事例もあるのでご注意ください!
検査証明書は以下の条件を満たすものに限り有効です!
- 検体採取日時から搭乗便の出発予定時刻までが72時間以内であること!(結果がわかった日時から、ではありませんのでご注意を!)
- 検査証明書には所定のフォーマットを使用すること!
※厚生労働省ウェブサイトよりダウンロード可能
※任意のフォーマットしか入手できない場合「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされているかを自身で確認必須!
※検査証明書の取得が困難かつ真にやむを得ない場合は出発地の在外公館に要相談! - 検査証明書に記載すべき内容が満たされていること!
<検査証明書に記載すべき内容一覧>
① | 氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別 |
② | 検査法:以下のいずれかに限り有効 ⚫︎核酸増幅検査 ・real time RT-PCR法 (real time reverse transcription PCR) ・LAMP法 (Loop mediated Isothermal Amplification) ・TMA法 (Transcription Mediated Amplification) ・TRC法 (Transcription Reverse-transcription Concerted reaction) ・Smart Amp法 (Smart Amplification process) ・NEAR法 (Nicking Enzyme Amplification Reaction) ⚫︎その他 ・次世代シーケンス法 (Next Generation Sequence) ・抗原定量検査 (Quantitative Antigen Test* (CLEIA)) * 抗原定性検査ではない。 |
③ | 採取検体:以下のいずれかに限り有効 ・鼻咽頭ぬぐい液 (Nasopharyngeal(Swab/Smear)/Nasopharynx) ・唾液 (Saliva) |
④ | 結果、検体採取日時、結果判明日、検査証明書交付年月日 |
⑤ | 医療機関名、住所、医師名、医療機関印影 |
⑥ | すべての項目が英語で記載されたもの |
最新情報、各項目の細かい注意事項、許容範囲などは必ずご自身で厚生労働省の公式サイトをご確認ください!
厚生労働省の公式サイト

上記、厚生労働省の公式サイト「水際対策に係る新たな措置について」のページをスクロールして下の方「よくある質問」には細かいQ&Aが書かれてて参考になるよ!
「誓約書」の提出も必須!
検疫所では「誓約書」の提出が必要になります。
<誓約書の内容>
- 出国前 72 時間以内の不実のない検査証明書の提示
- 厚生労働省検疫所が指定した日数の自宅等での待機
- 公共交通機関の不使用(入国時の検疫での検査から 24 時間以内の自宅又は宿泊施設への移動は除く)
- 厚生労働省が指定するアプリをインストールし健康フォローアップの実施
- 地図アプリ機能等による位置情報の保存
- 保健所等から位置情報の提示を求められた場合には応ずること
- 接触確認アプリの利用等
について内容をよく理解したうえで誓約書を検疫所へ提出します。

「誓約書」が提出できない場合は、検疫所が確保する宿泊施設などで待機することになるんだ。

誓約に違反したら、氏名(外国人は氏名と国籍)や感染拡大防止に資する情報が公表されることがあるから気をつけましょう!
スマートフォン携行と必要アプリの登録・利用
入国時に空港検疫でスマートフォンの確認があります。日本入国後の自宅等待機で必要なアプリはこちらです。
- 健康居所確認アプリ(MySOS)による位置情報・健康状態の報告・居所確認
- 手持ちスマートフォンの位置情報保存設定(googleMapsなど)
- COCOA(接触確認アプリ)のインストール
iPhone端末: iOS 13.5以上
Android端末: Android 6.0以上

もしガラ携しか持ってなかったりアプリをインストールできない古いバージョンのスマートフォンしかなかったら、日本入国時の空港でスマートフォンをレンタル(自己負担)しないといけないんだ!
質問票の提出もあり!
待機期間中の健康フォローアップのため、検疫時にメールアドレス、電話番号等の連絡先を確認されます。

厚生労働省の公式サイトから入国時手続きの簡素化(ファストトラック)で事前準備すればスムーズね!
検査の実施、宿泊施設や自宅等での待機について!
2021年1月9日からすべての入国者が空港での検査対象になりました。判定結果が陰性だった場合は、過去14日以内にどの国に滞在していたかによって待機等の方法が分かれます。
時事刻々と水際対策処置が更新されているので、最新情報は下記「外務省 海外安全ホームページ」でご確認ください!
待機が求められる指定国・地域から来た人でワクチン3回摂取してない人は、検疫所が確保する宿泊施設で必要期間の待機をします。

食費を含む滞在費すべてが公費負担だったから、自己負担はなかったよ。
朗報!空港から公共交通機関で帰れる!
検査結果が陰性で、検疫所の宿泊施設待機に該当しないけれど自宅等待機が必要な方は多いようですね。待機期間中は自宅等で待機し、公共交通機関は使わないようにします。

でもね、入国後の待機場所(自宅等)までの移動だけは、公共交通機関が利用できるんだ!

ただし自宅等までの最短経路で、入国時の検査(検体採取時)から24時間以内に移動が完了する場合に限るの!
実際に一時帰国した体験談もリポート!
できればこの時期の帰国は避けたいと思いながらも、それぞれのやむおえない事情で日本入国を考えている方も多いと思います。
今回(2021年3月)はAir France-KLM航空で変異株流行国から関西国際空港へと出発しました。入国後は指定宿泊施設で3日間の待機となりました。
<事前準備>
・検査証明書(Certificate of Testing for COVID-19)の取得
→厚生労働省の英語フォームで作成してもらいました。その場で記入漏れ・スペルミスの確認は必須です。すべて込みで€180(各地域の医療機関でご確認ください。)

時差あるからどうしよう?って一瞬思ったけど、同一国の時間軸で計算されるから大丈夫だよ。
・質問票WEBからQRコードを作成しスクーリーンショットで保存
<出発空港で>
・搭乗2時間前までの抗原検査(Antigen test)を実施
→航空会社や地域・情勢により変わります。€35自費・現金払い不可
・空港チェックイン時に(72時間以内)陰性証明書を提示

この後は関空到着まで陰性証明のチェックはなかったわ。日本行きの機内はガラガラで、リクライニングを最大に倒せたし3席使って横になる人も多かったの。
<日本入国後の流れ>
・関西国際空港着後は流れにそってPCR検査待ちのイス列で待機
・数人の検査官前に順に行き機内配布の健康カードにナンバリング
・後方のパーテーションで仕切られた所で唾液採取、窓口で提出
さらに移動し個別に陰性証明書・誓約書の提出、質問票QRコード、3日間の待機施設の説明、スマホ動作や連絡先確認などを経て検査結果番号が掲示されるまで待合所で待機します。(待ち時間は1時間弱)
陰性結果が出たら15人ぐらいのグループに一人の案内人がついてパスポートコントロールへ
→預け荷物受け取り
→待機ホテルへのシャトルバス乗車
→ホテル特設受付で部屋キーと体温計の入った書類袋を受け取って荷物ごと部屋へ入ります。(カートは部屋前に置いておけました。)

この間、自由行動はできないしホテル内は部屋の階だけに誘導、廊下を見渡せるエレベーター前には監視人が座ってて、基本は部屋から出られないんだ。

到着が朝だったから空いてて、数時間で部屋に入れたの。午後からは混んで時間がかかるそうよ。
<ホテルでの隔離?期間>3泊4日
日本入国日を0日として3日目の朝に再検査があります。
例:5/1入国なら5/1〜5/3はホテルで泊まり5/4が再検査日
<ホテルでの生活>
- 外出・喫煙・飲酒は禁止!
- 食事
・目安時間:朝食7:30-8:30、昼食11:30-12:30、夜食18:30-19:30
・弁当は部屋ドア横の椅子に置きインターフォンでお知らせ
※事前にアレルギーや宗教上の聞き取り有り

個人的なベジタリアンなどの対応はないから、別料金で買ってきてもらうことになるの。
- 飲み物
・部屋には水のペットボトル500mlが6本とお茶のティパック
・昼・夜の弁当にはお茶のペットボトル500ml
・朝の軽食にはパックジュース - ゴミは分別して椅子の下に出す

電気ポットがあるからティーパックやドリップコーヒーを持参するのもいいね。あ、1日だけ朝にドリップコーヒーパックもらったよ。

コンビニで買えるお菓子や必要品などは電話で頼めるの。お金の受け渡しはドア横の椅子利用。でもパシらせてるようで気が引ける人も多いみたい、、、。
<入国3日目の検査後>
再度陰性の人は公共交通機関を使わずに、
- 家族や友人、会社のお迎え
- レンタカー
- 予約のいる帰国者専用ハイヤー
などで入国14日間を過ごす自宅や宿泊施設へ移動し待機します。
<入国14日目まで>
- 位置情報確認アプリで「今ここ!」に応答
- 一日1回の健康状態確認メールに報告
- 自動電話やビデオ通話アプリによる健康状態確認に応答
があり、その他に
- Googlemapsなどの位置情報設定
- 接触確認アプリCOCOA の利用
が求められています。

買い物はネットショッピング、食事はデリバリー!
ゴミ出しはOKと検疫に確認したからひっそり出したよ。

歯医者に行けるか聞いたら「歯医者さんがOKならいいけどおすすめできない」とのこと、もちろんやめたわぁ〜
<入国後15日目>
位置確認や健康状態の連絡がパタッとなくなり、晴れて外に出られるようになりました!
【日本出国前のPCR検査と陰性証明書】大阪で速い・安い・便利な病院を調査!一時帰国で実際に利用した体験談も!
【羽田空港発】無料の検疫シャトルバス「周回バス」の乗り場はどこ?帰国者プランがある蒲田のホテルも紹介!
羽田空港から帰国者受け入れホテルへ移動し14日間の自主待機をした体験リポート!デリバリーやテイクアウトも調査!
まとめ
【日本帰国】陰性証明書など海外からの入国で知っておくべき5つの事とは?実際に一時帰国した体験談もリポート!についてでした。
大使館からのお知らせではドイツやオランダ、その他で乗り継ぎをする場合も必ず経由地の入国制限について確認が必要とのことです。
状況は変わっているかもしれませんが、これから帰国/入国予定のみなさまの参考になれれば幸いです。
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